住み開き。君は開く事が出来るか。

出先で「ブルータス」の「シェアハウス特集」に惹かれてざっと読んだ。一言で言えば華やかだった…主に三十代までの若者、家庭菜園、IT実業家、若手アーティスト、プライベートコーナー、パーティ等。

なんで惹かれたかというと、私の夢の一つに給食のおばさん/寮母的仕事というのがあるからだ。半ばかなっているところもある…ダマーのところの学生さんたちに大量の食事を振る舞うときとか、文句を言いつつも実は楽しい。大鉢に持った食べ物というだけでワクワクする。夢なんで言わせてもらえれば、寮的に朝晩のどちらか、最大十五人かな…それで、朝食は毎日同じ、夕食だったら週に一回ずつカレーと餃子と鍋にしたいなあ。大鍋をぐーるぐる。餃子は包ませて焼いてもらう、と。鍋は具材を切るだけだな。あーでっかいキッチン欲しいな!

さすが雑誌だな、と思ったのは、若い人の写真で構成し、楽しく華やかな面しか取り上げてないところかな。ブルータスの読者は三十代から上だと思うけど、中高年もとりあげよ。あまり絵的にキラキラはしてないかもしれないけど、需要はそっちが先じゃないかな。

ルームシェアの経験からいうと、信用出来る人を選ぶのが鉄板であり大変なとこ。家賃をきちんと納める事は勿論、共有部分の掃除、友人を招くときはルームメイトの許可を得るとか、ね。だから先住者が面接したりする。やはり最初は見知らぬ他人、お互いどんな事を考えてるかわからないもの。でも煩わしさを超えた繋がりというのに、今ひとは飢えてるんじゃないかと…そして、受け身ではなく、自発的に関わること…。生半な覚悟では出来まい。

年代関係ない「住み開き」ってのも関心ある。
http://dic.yahoo.co.jp/newword?index=2010001861&ref=1

いつか、独りになる…どう死ぬかわからないが、出来れば人の声のするところで最後を迎えたい。別に畳の上じゃなくてもいいけど、さ。