今一度、「女」

私もいい加減文章が下手だな。「女」の「気概」という言葉を、閉経を迎え生殖機能を終了した性がその後女性として生きなくてはならないという文脈で使った。明らかにジェンダーとして、社会的な性として捉えた書き方だった。私はあまり生々しい女…セックスを直視したくないのだ。

しかし当初は「女」をセックスとジェンダー未分化の状態で考えていた。数字で言えば半々。生殖を目的としなくても生涯、死ぬまで恋愛志向であるという女性は実は大勢居る…とは思う。降りたい女性も勿論。その割合は私には分からない。ただそれが、意識的なものなのか、自然なものなのかが、個人的に興味のあるところなのだ。

しかし、どうしてもプライベートに首を突っ込んでしまう。祖母の産毛は彼女のもの、ライフスタイルであり、エピソードを語る事すら実は踏み込みすぎている。とても「おばあちゃん今好きな人居る?」と無邪気には聞けない。しかしそれまで何もかも秘密だったのに、高校生になって六時帰宅した私に「強姦されなかったか心配した!」と怒ったのも祖母。「ゴーカンって何?」(意味は知っていたけども)と聞く事も許されない一方的な関係のまま今まで来た。これは告発である。

私と祖母の間には大きな壁がある。これは尊重されるべきか否か。今の私には特に興味が無い。墓まで持っていけばよい、と冷たく思っている。