しごと、その二

以前「スケジュール帳が予定で埋まっていないと不安になるタイプだね」とのお言葉を戴いた。それはその人がそうだからだと思う…。しかし、自分が何をしたいのか皆目わからない時期は確かにあって、焦っていた。残念だが、孤高にモラトリアムに浸る事も出来ないタイプでもある。ともかくヒレを動かしてないと、死んじゃう、と…サメかマンボウか!?実は死なないのかも知れないけど、米びつに明日のコメがない不安に追い立てられるように動く。因果だ。因果なエンジン。

多分そのベクトルには大変性能はよく、疲れを知らない…それは年月を経たものであり、制作にも、多分人付き合いにおいても、それは大いに働きかけている。何をしたいのか分からなくてもエンジンは私を常に圧すので、そのプレッシャーは当社比言語に絶するのだけど、結果として今が在る。と書くと、大層な成功者みたいだけど、ご存知のようにそうではなく、「ドコを目指しているのかなこのヒト…」と言われるだけの。

友達が介護の勉強を始めた。第一線でゲームの仕事をしてたけど、トシだからと退いて、トシをとってもやれる仕事を、と言う。今の似顔絵の仕事、私も目がかすみ線が震え時間内に納められなくなったら…お金はもうもらえないけど、どこかに需要があるうちは続けたい。