over the 温水

小さな子をみて、「カワイ〜」と声をあげる、その様子。それが「子供犬猫を可愛いがる私が可愛いデショ」かどうかはわからないが、私のセンサーは大変遅い。そのカメラにどう映るか…乳児を脱した幼児。幼生。完全なる三等身。巨大な頭部を持て余し、ふらふらとまっすぐ歩けない。何かにこだわっている。派手なピン留めをしているので、性別は恐らく女性だが、温水洋一も子供の頃はさぞかし愛らしかったのだろうな、と思わせ…。

温水!(ここか!)きゅーんとなった。いや、はきゅーん、でしょ、この場合。

その頃さきの女子高生づれは隣の店舗に移っていた。彼女らはとうに温水ラインを超えていたのか…まだまだ感性が足らん、と思った。って修行してなんとかなるもんではないけどね。

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午後、地元のカフェでお茶。&ほうじ茶のブラマンジェ?すんごく美味しい。いや、本題はフライヤー撒きなのだった。オーナーは快く預かってくれて、その後スーパーへ。

ここで水を汲んで帰るのが楽しみのひとつ。楽しみというか汲まないと損した気分になるから。入り口近くにマシンが設置してあるのだが、ボトル突っ込んだりしていたら、わらわらと腰のあたりに幼生が二、三恐れるでも無く集まってきた。藻に群がるグッピーのようだ。ボトルキャップに指を突っ込んだりして私を見上げる。

水はもう注がれている。「…ママは?」と聞いても幼生共はポカーンとしている。「開ける?」と聞いたら一番小さい子が激しく頷いた。「じゃあ開けて」幼生は嬉々として作業。「どうもありがとう」と言ったら「うむ。」と応えた。

妖精?いや幼生は幼生。

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ツレと二人展します。春日野道駅から徒歩十分の「はるひ」で十月四日から。

http://www.avocadobanana.com/encounter.html