おおまかにいえば、茶色いモノ

今日は雨に打たれるバラ園をしばし鑑賞。水玉の乗った花びらの競演というのも乙なものだ。シャルルドゴール等という名前もあるのだね。その後しばらく経過した後茶色いモノと邂逅。長い事画像としては鑑賞させてもらっていたが、ついに現物に遭遇するという僥倖に恵まれた。事前説明通りシャイだったが、おぼろげな好意を感じたように思った。敵意が無い。そして茫洋とした大物感を漂わせている。思索というのは身の内にて研ぎ澄ますものであり生半に他者に伝えるようなものではない、なるほど。遥か昔濃い茶色の小さいモノとはマジで権力を争い、大きい黄土色のモノには有無を言わせず押し倒されたりしたこの私であるが、この茶色の程よい大きさの無口なモノには何か高尚な思想、中庸の距離、そんなものを共有出来るのではないか、とかすかな希望を持たせられた。