ちよるると、乳首。

ダマーは興が乗ると「押してみて」という。押すといい音でオナラが出る。

今月初めに山口へ行った際は、国体が始まっていた。新幹線を降りると地元のスポーツ少年団だという一団が「おみくじいかぁすか?おみくじどうぞ!」と声を張り上げていた。子供たちが作ったくじを有り難く引くと、「ちょるるに触るといい事があるでしょう」とへたくそで可愛い字で書かれていた。

「ちよるるってなんですか?」と子供たちに聞いたら引率の五十代の男性が「ちょるるという国体のマスコットキャラクターなんですよ。」「へー、触るといい事が…」そういえばあたりを見渡すとゆるキャラのイラストがあちこちに。どうせ触るなら絵じゃないものを押したいなぁ。

男性の左胸にいい感じのちょるるのワッペンが。「押していいですか?」と目を輝かせて聞く私に一瞬呆然としたのち目を泳がせて聞き流す男性。そばにいた小学生が「あの、あそこの売店にもありますよ。」ととりなした。

危うくセクハラするところだった。なぜ「触る」が「押す」に変換されたのかは不明だけど、やけにスムーズに移行したものだわい。

<自己分析>押すといい音が出るのがとても面白いという嬉しさが、機会があれば押したいという衝動に直結するのではないか。