ホルモン足らへんのや

昨日はオーナーが来たという事でご家族全員を描く。お孫さんは八歳と五歳の姉弟で、絵が大好きだという。もの凄く口が達者で、絵がお上手ですね。とお行儀よく敬語で褒めてくれたりする。しかし次第に興奮して来て例のごとく鼻息をかけながら「子供居るん?」「居ない…」「なんで?」「欲しいけど出来ないん」「ホルモンが足りないん?」

ここで一瞬絶句してしまったが、プロなら「そうやな、帰りにホルモン食べにいこかな?」にっこり、ぐらいの気合いが欲しいところ。現実は「うん、まあ…」とか濁していたら、「難民は子供が多いんよ、テレビでいうてたよ」「なんで?」「生きていくのが大変だから沢山子供を残すの」「ああ…そうだね…」そんな空気にお母さんが気を遣って「まあ、虫とかもそうですしね…、あ、虫なんて失礼か!」とフォロー滑りするので現場は大変辛かった…(笑)の範囲で(笑)