…すみなすものは心なりけり

大きく出るけど、世界は、大きく分けて、自分と自分以外で成り立っている。そこだけでもハッキリさせたいのだけど、意外にこの、領域、というのが曖昧で、たまに自分を樹液かなんかに浸けて閉じ込めてみたくなる。そうしたらハッキリする、呼吸は出来なくなるけど。目も口も開いたまま、腐りもせず、べっ甲色の糖蜜に包まれて、自分の色と形だけがクリアになる。それから漸く自己認識が始まるような気がする、死んでるけど。凹凸の凹か凸かはわからんけど。