非生産的な生産…者

数年ぶりに大きなアートイベントのボランティアに行ってきました。私は全国各地から集められた展示作品に紛失や欠損が無いよう、撮影や触れるのを禁止しているという規則を守って戴くための監視業務に従事して参りました。盛況でめっちゃ疲れたyo、皆触る触る、なんせクラフト作品280点余だもんなあ!お気持ちはわかりますが…

何も具体的なものは生み出さない仕事。有償だけど、ともかく立ちっぱなし&笑顔をキープした状態で、注視し、注意し、受け答えし、案内し、終わったらアンケート集計にも駆り出され、ともかく全身で疲れました…他の皆も数時間後にはもれなく焼き肉の後みたいにほつれ毛が出てゲッソリしていた。これが毎日の仕事なら保たないわとても。

お客さんでも、出展してるわけでもコアスタッフでもない、そんなイベント参加者の意義って何…って二日間終えて考えたけど、自発的に従事した事だろよ!社会性に欠けてる日々を危惧したんだろう…?うーん、出展者と来場者の境目を知りたかったのもあるな。例えば生産者と消費者の、ドライバーと歩行者、とかな。結論としては、いやジグザグの深度が増しただけというか。アゴでこき使われてる的不満を凌駕する自発感といいますか、諦め?今回みたいに有償だったり、ねぎらいや差し入れ、そんなので、個々で昇華/相殺していくのかな。そして、人によっては燃え尽きたりするんだろうな…。継続にはある程度の弛みが必要か、とか思ったりね。こちらはアマチュアでも、来場者からみたらスタッフ〜♪=プロ、だからな。

或いは、現場復帰出来る基礎体力というのが自分にあるか、問う気持ち、というのかな?結果はボロボロでしたがね。体力を補ってあまりあるのは、情熱か。

ひとつ、メモとして残しておきたいのは、たとえボランティアでも個人の名前を記載した名札をつけさせる事。それで責任感が大きく違うから。これを提言すべきかどうか…主催側からのアクションを待とう。

少なくともこれからは、ガードマンとか受付とか、ヒマそうでいいな〜(イメージで軽く考えておりました。ご不快になられた方、済みません)と思っていた仕事に関する安易な考えを今更ですが改めます…。そして、感謝する…

明日は十一日か。