ちょっぴり風邪気味。しかし、薬に頼らず豊富な睡眠と栄養摂取で乗り切るつもり。つまり湯たんぽと温かい飲み物と食べ物!最近積ん読ばかり増えて来て…と思っていたけど、なんか読書欲も湧いて来た!のめり込める!いい事だ…「時の旅人」も「シンメトリーな男」も読了した。どんどん減らすぞ!

で、今はゴッドヘルフ「黒い蜘蛛(1842)」で、これから湯たんぽと一緒に仲良く続きを読むんですが、二層の枠構造になってるんですな。外枠は当時の人々の暮らしを描いたもの、内枠は恐怖の物語という構成で、早く内枠の恐怖へ辿り着きたい…と思いながらも楽しめた外枠は、なんといっても食べ物の描写が秀逸なんですわ。舞台はスイスのエメンタール地方、洗礼式のお祝いで朝ご飯から美味しそうなの!まずチーズ、その脇にベルン地方独特のパン菓子「ツュッペ」にドーナツ、卵ケーキ、熱くて濃いクリーム、当時の流行で珈琲を飲み始めたとか、その豆を挽く香り、そしてなんと言っても「湯気の立つワイン粥」です!

まあ一種のパン粥です。ワインに、トーストしたパン、卵、砂糖、肉桂、そしてたっぷりのサフランです。私は酒は強くないんだが、粥と聞いたら食べてみたいな。ミルク粥って憧れる…!魔女の宅急便にも出てきたよね?勿論日本の米粥も大好き!おじやも好きだし。