都会のコドクっつか…

野暮用で近くの大きな街に行ったのだが、やっぱ駅前は都会。人々は脇目も振らず歩いていく。用事が終わったので駅に向かっていたが、ほんとなんつうの、駅前、そごうとか丸井とか、あの目抜き通りっつか、そこの歩道に…

馬糞としか思えないサイズの明るい茶色の塊が!しかし、目を奪われたのは用事が終わって暇だった私だけだったようだ。信じられないのは、人々が、老いも若きもOLも、目もくれないで踏んづけていくその様である!綺麗なお姉さんも意に介さずヒールで颯爽と踏んづけていくのだ。なぜ?なぜ見えないの?もしかしてみえてるの私だけなの?逆裸の王様?!

「!そこにウンコが!お嬢さんそこにウンコが!」叫びたかった。倫理的には叫ぶべきだったかも知れない。でも、声を発したら私の方が変質者かおかしくなった人みたいに見られちゃうんじゃない?

排除される。とふと弱気になり、私は雑踏を離れて密かに自分の足裏を調べたりした。幸い被害は無かったが、顔を上げると、擦り付けられた茶色の箇所が道路のあちこちにあって惨状を呈していた。その向こうになんともうひとつ茶色の塊が!でも人々は全然気にしないでずんずん踏んでいくの、なんなのここ、都会って砂漠!

皆さんに運がつきますよう…