独り悲鳴&怒号

「無理です!無理なんですッたら!」と、顧客に対して悲鳴&怒号をあげた。勘違いでほぼ倍の予約になってしまったので。しかし、その勘違いは至極一般的なもので、かつ致命的であり、事前に十分予測出来た。それは知っている私が未然に防げたはずの落ち度。ネットでは喧嘩もしたし、メールでも喧嘩したし、身内にも喧嘩売るし、でも私は普段は対面ではそんなに怒らない。それにまつわる諸々が面倒だし、かなりなエネルギーを消耗するし。後をひくし…つまり一番は卑怯だから、だけど。今回は次に繋がる予定でもあった為に、怒鳴りつけた。敢えて、って程冷静ではなく、失言も一つあった。(ダマーに「ホントに一つだけ?」と後で言われた)お昼に爆発があったので、午後は気持ちを切り替えて集中しようとしたが、顧客に意地悪を一つしてしまった。(ダマーに「ホントに一つだけ?」と言われた)「でも怒って良かったんだよ、でないと一週間ぐらいグチグチするから」との言葉に(「聞かされる方はたまったもんじゃないよ」)という声が被って聴こえた。

しかし今回は学ぶ事が多かった。最近ちょっと甘えていたし、恐らく調子に乗っていたろうし、しかし言うべきときはきちんと形にして表現しないといけないし、それは自分一人の為ばかりじゃない。言った後に後悔する事も引き受けなくてはならないし。技術的には、断腸の思いでこだわりを捨てたように格好良く思っていたけど、本当は芯から考えたらどんどん切り替えていく事がベストだと思った。お客さんの喜ぶ顔がみたくて、というのがこだわりの源だったけど、それは自己満足という私欲でしかない。イベント側にしてみれば来場者数が全てである。畢竟お客ではなく顧客だ。ビジネスライクって悪い意味ばかりじゃない。三十五名、二十三組、やれば出来る、ものである。この事に関しては振り返らない。