今まで、嘘ついてて本当にごめん

仕事は今日も閑古鳥だったが、コーギー九歳を描いたのは楽しかった。

こないだ知人に犬も年取ればそれなりに外見にも現れると聞いたので、しかつめらしく隣の人に「顔も垂れたりするんですよ」と言ったら「まあ!」と頬を抑えたので「貴女の事じゃないですよ?」と言いそうになったが賢明にも黙っていることに成功した。(上は、「アタシ垂れてなんか無いわよ」の図。雄)

いや、嘘ついてたのはそのことじゃない。このあたりはいかなごが好きな人が多いらしい。本場らしい。美味しいらしい。それはあれ、帰りに買って帰らなくてはと思ってたら駅前にお誂え向きの総菜屋さんが!お店番はいかなご歴数十年風の女性だったが、会計の際に、「あのう、くぎ煮の本場らしいじゃないですかココ。釘入れて煮るんですよね、どんなのを入れるんですか」と聞いたら、「何言ってるの!?釘なんか入れないわよ!煮たら姿が曲がったように見えるだけよ!」と猛烈に否定されたので、「鉄分あるからいいって聞いたんですけど!」と逆切れしてしまい、重苦しい気持ちで店を後にした。

全く誰から聞いた話だったんだろう。「本当に美味しいのを作りたい人は工事現場で錆びた年代物を拾う」というのも勿論真に受けていた。いろんな人に自信満々で吹聴してしまった。ごめんなさい。私も自分のファンタジーをひとつ無くして悲しいです!

<追記>ンでも、黒豆を煮るときには入れたりもするらしいです