ケンジ

視界が白いほど雨が強くなって来たのでもう今日は買い出しとか行かない!気分はラプンツェルぐらいにプリズナー。誰かケーキを持ってこの坂を登って来て〜(夕食の材料ではなく?)

こないだ来た、十代とおぼしきプリクラから抜け出て来たようなカップル。アッシュとレッド、腕には入れ墨、会話は平仮名とカタカナ。学校には行ってないという。しかし、そのあまりに刹那的な美しさをどうにか紙の上に留めたく、彼女のカエラより黒く縁取られた瞳の奥を覗き込む。最後に名前を入れるのだが、当ててみて?と聞かれ、まだ仕上げに没頭中だったわたしは、反射的に「ケンジ。」と答えた。彼女はいつまでも笑っていた。「ケンジって感じするぅ〜、ケンジや〜」と繰り返して。

なんだかちょっと切なくなった。


追記:柳原可奈子の「総武線の女子高生」ネタを思い出すとちょっと醒めるわぁ。


すること:メール→スーザン、ジェン、ディアナ、アンソニー、ぶんころさん、ママチャリ。ポスカの準備、印刷

夕食:堅焼きそば、牛肉のすき焼き風(作成済み)