昨日見たもの

Dに誘われて彼女のスタジオのあるビルのギャラリースペースでのビデオ作品上映会にいった。地元のコンテンポラリーアートセンターが主催しているティーンネージャー向けのビデオ作成プログラム参加者の作品ということで、高校生。去年の冬から春にかけて自分も撮ってみたり、また夏に阿倍野で知人が地元と協力して映画祭を実行したりしたなあとかそういう感慨を絡め興味深くみた。テーマはアルコール中毒の家族や孤独な少年の一日、911をテーマにした詩をラップで朗読する少女、そういう面々で、技術は稚拙ながらも視点が成熟していると思った。〆の挨拶で中の一人の少年が、「大資本でマーケティングをベースにした作品はよく目にしてきたが、こうしてメディアツールが安価に手に入るようになった現在、作品を気軽に作れて人々に見せる機会が持てることは幸運だと思う。」なんてなことを言ってて、感心した。主体的〜。感心するしか無いじゃんオトナとしてはね。

彼らはパリのナンチャラ映画祭に呼ばれて上映してくるそうです。(ナンチャラ…は聞き漏らした)