イスラム教徒になる事

ライブペインティングのシンガーと同様やはり長い友人のSはトルコ人男性と結婚してイスラム教徒になり、こちらに住んでいる。今日は昼から日本と中国の関係をテーマの少々堅いレクチャーに二人で参加、のちお昼を一緒にという予定だったが、やはり断食をさせてくれという連絡があった。無論構わない、とこちらも返事をした。

何処に居ても、そのとき、そこに置かれた自分を最大限に生かすことを目指すしか無いんだなあ…。たとえそれが思ってもみなかったり望まない状況だったりしても。何がそうさせたかを、自分が何故それを選んだかを突き詰めないと、動いてもそれは前進にはならない。

上記のSはごく普通の日本人、家族との関係も良好な健康的で若い看護師。カテゴリでいえば仏教徒、多くの平均的日本人はそれくらいの宗教心だろう。だからこそ改宗というのは彼女の自分史に於けるエポックメーキングだったと推察する。随分悩んで彼の国にも行って、絶望して戻って来て、その上での改宗だったから。