ホルモン足らへんのや
昨日はオーナーが来たという事でご家族全員を描く。お孫さんは八歳と五歳の姉弟で、絵が大好きだという。もの凄く口が達者で、絵がお上手ですね。とお行儀よく敬語で褒めてくれたりする。しかし次第に興奮して来て例のごとく鼻息をかけながら「子供居るん？」「居ない…」「なんで？」「欲しいけど出来ないん」「ホルモンが足りないん？」
ここで一瞬絶句してしまったが、プロなら「そうやな、帰りにホルモン食べにいこかな？」にっこり、ぐらいの気合いが欲しいところ。現実は「うん、まあ…」とか濁していたら、「難民は子供が多いんよ、テレビでいうてたよ」「なんで？」「生きていくのが大変だから沢山子供を残すの」「ああ…そうだね…」そんな空気にお母さんが気を遣って「まあ、虫とかもそうですしね…、あ、虫なんて失礼か！」とフォロー滑りするので現場は大変辛かった…（笑）の範囲で（笑）
…すみなすものは心なりけり
大きく出るけど、世界は、大きく分けて、自分と自分以外で成り立っている。そこだけでもハッキリさせたいのだけど、意外にこの、領域、というのが曖昧で、たまに自分を樹液かなんかに浸けて閉じ込めてみたくなる。そうしたらハッキリする、呼吸は出来なくなるけど。目も口も開いたまま、腐りもせず、べっ甲色の糖蜜に包まれて、自分の色と形だけがクリアになる。それから漸く自己認識が始まるような気がする、死んでるけど。凹凸の凹か凸かはわからんけど。
人権って何だ？
http://ja.wikipedia.org/wiki/ローザ・パークス#.E9.80.AE.E6.8D.95
http://mainichi.jp/select/world/newsinbrief/news/20120321reu00m030005000c.html
ロバート・フルガムのエッセイが確か月ごとに分かれていたような気がする。で、十二月の最初のお話がこれ、ローザ・パークスだったんだよな。彼女のしたことは、ただ、バスの席を立たなかっただけでした…そんなふうに書いてた気がする。そして伝説に…いや公民権獲得に繋がったのですが。
人種分離法なんてものが「法」だった頃のこと。
私だったら十二歳の娘の髪をピンクになんかしない。それが人間の権利だとは思わない。
＜追記＞しかし、高校生のときに反抗的な気分になって青いソックスを履いていったら生徒指導の先生にしぼられました
モザイクタイルとエッシャー、パズル＆ドラゴンズ
下の方は最近舗装されて綺麗になった。タイルが規則的に嵌め込まれてて、その上をジョギング！ほっほっほ、と最初はがんばれ元気ふうに走ってみるも次第にはぁはぁ、ひぃひぃになる…はひふへほの順番にはなかなかならないな、と思いつつ歩を進めていく。テンションが高くなって来て、それはランナーズハイにはほど遠いけれども発作的に色違いのタイルを脳内で揃えてみる。
シャキーン！シャキーン！シャキーン！
｡::ﾟ｡:.ﾟ｡+｡(❀◕∇◕)爻(◕∇◕❀)+｡クリア+｡::ﾟ｡:.ﾟ｡+｡(❀◕∇◕)爻(◕∇◕❀)+｡::ﾟ｡:.ﾟ｡+｡
シャキーン！シャキーン！シャキーン！
｡::ﾟ｡:.ﾟ｡+｡(❀◕∇◕)爻(◕∇◕❀)+｡クリア+｡::ﾟ｡:.ﾟ｡+｡(❀◕∇◕)爻(◕∇◕❀)+｡::ﾟ｡:.ﾟ｡+｡
という感じで道路はだいたい同じ色になりました。
仮想世界のゲーム（パズル＆ドラゴンズにハマっている）を現実世界に置き換えて別な次元を作って遊んでみるの、エッシャーの絵みたくない？少なくともトロンで…岡嶋二人の「クラインの壷」でもいいわね！
TPO
週末の仕事なので、二日間。この量は私のソーシャルスキル、言い換えれば人と会わないという飢餓感を満たすには圧倒的に足りない。でもしがらみのある関係には臆してしまう日常です。心を込めれば全て自分の思う通りに伝わるかというと、そうでもないんだなあ…それを普通と考え、伝わったときを僥倖と思えればいいのですが、まだまだ期待してしまっているようです。それが傲慢なのだと言われた。
今日は雨でお客さんもあまり来なくて業者の方々と雑談したけど、思いのほか楽しくて、つい去り際に「今日は楽しかったです」と心のうちをそのまま言ってしまった。すぐ脇に、その上のクライアントが居たわけで…おわかりでしょうか。また失敗してしまった。まだまだ半端者です。村上ショージは偉いな。
Eにはまだメール書いてない。ちゃんと書こうと思うほど筆が重くなる…というか、こういう言い方ある？
